当ジムの中高生アスリートコースへのお問い合わせでよくあるのが、「まだ中学生でもウェイトトレーニングをして大丈夫なんですか?」という質問です。
たしかにインターネット等では、「中学生までは基本的な種目を自重で、ウェイトトレーニングは高校から」という情報が圧倒的に多いですし、小中学生対象のフィジカルトレーニング教室のほとんどは、身体の動作の様々なドリルを、ウェイトのツールは使わずにひたすら繰り返すところが多いです。
私自身も、小中学生がウェイトを使ってのボディビル的な、特に筋肉を単体で鍛えるようなトレーニングを行なうことについては反対の立場です。
ですが当塾では、メニューによってはフリーウェイトのツールを積極的に使用しています。
なぜかというと、動作によっては、様々なフリーウェイトのツールを使ったほうが理想的な身体の動きを本能的に、かつ効率的に行なえるようになるケースが多々あるからです。
特に子どもは、身体の複雑な動きの説明をして見本を見せたところでなかなか全てを理解することはできないため、メニューによってはツール(ウェイト)を使用することで理想的な身体の動きを自然に引き出させ、「身体で覚える」、「感覚を磨く」ということに繋げています。
つまり、ブルースリーの名言にもあった、
「考えるな、感じろ」という感じです(^^)
以上のようなことから、そして茨城時代のジュニアアスリート育成の経験からも、「感じる」ために、小中学生でも時にはフリーウェイトのツールを使ったほうが有効であり、かつ正しい動きの元に扱えば安全でもある、というのが冒頭の質問に対する私の答えです。
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